
スターチスでつくるイラスト案
御坊商工会議所の「ごぼう商工祭2018」第2回ワーキング会議は27日に御坊商工会館で開き、高校生おんぱく部が「スターチスでギネス記録に挑戦~花のまち御坊を世界へ」を企画提案した。10月27日の本番まで3カ月しかなく、ギネス申請に間に合うか、資金調達できるなど課題はあるが、高校生の想い、熱意をくんでイベントに組み入れる方針。今年は10回目の記念大会、初の土曜日開催となり、実現すれば大きな注目を集めそう。
日高地方の魅力を発信する地域活性化イベント「御坊日高博覧会(おんぱく)」を主催する実行委員会の高校生おんぱく部には現在日高高校生12人が参加。今年4月におんぱくプレイベントで小野俊成・道成寺院主、小竹伸和・小竹八幡神社宮司による初の「神佛対談」を開催するなど話題をさらっている。今回は商工祭を盛り上げるとともに「花のまち御坊」を発信しようと、日本一の生産量を誇るスターチスを使ったギネス記録挑戦を企画した。
計画ではスターチスで宮子姫のイラストを壁画、あるいは花冠にするなどを考えている。壁画の場合は4メートル×8メートル、花冠の場合は直径6・148メートル以上を予定。スターチスはJA紀州が協力し、製作後の展示場所については市に相談しているという。ギネス申請にかかる諸費用は約100万円、制作費で約20万円と想定しており、高校OBや市民らに広く寄付を募る考え。
実現すれば大きな注目を集めるのは間違いなく、おんぱくの谷口光実行委員長は「課題はあるが、地域のため、商工祭を盛り上げたいとの高校生の想いを応援したい。ギネス申請に間に合わなければイベントとして実施してもいい。皆さんの協力をお願いします」とし、商工会議所は「高校生が地域のためにと取り組んでくれるのは非常にありがたい。今後の状況にもよるが、商工祭に取り入れていきたい」との考えで、具体化が待たれる。
メーンはハロウィンパレード
本町商店街で各種イベント
商工祭は本町商店街を会場に10月27日の昼から夜にかけて開催。昨年に続いて「ハロウィン」をテーマに各種イベントを催す。
メーンはハロウィンパレード。子どもから大人まで幅広く参加し、商店街をパレードしたあと、ステージでダンスなどを発表。午後2時から、6時からのそれぞれ1時間程度を予定。紙粘土などでハロウィンにちなんだ作品をつくり、展示するハロウィンアートも考えている。
恒例の「うまいもんマルシェ」、昨年に続く「和歌山の地酒飲み比べ」、紀州鉄道のハロウィン特別列車、音楽イベント、エア遊具(ふわふわ)やフェイスペイント体験、ジャックオーランタン展示、プレイベントの市商連ラッキーナンバーくじなどを行う。
その他の主なニュース
● アジア・オセアニア高校生フォーラム全体会で日高高生3人が登壇
● 8月4日 御坊市民文化会館で日高地方Uターンフェア、35社参加
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