御坊市が協働支援事業に3団体採択、20万円補助 〈2017年10月29日〉

スポーツ吹矢で健康づくりや生きがいづくり

食事提供や学習支援を行う御坊こども食堂

羽山維碩、直記ら羽山家3代を顕彰


 御坊市は、市民のアイデアやパワー、NPOやボランティア団体が持つ先駆性や専門性をまちづくりに生かす平成29年度「協働支援事業~オール御坊のまちづくり」に、市吹矢愛好会(吉村勲代表)、NPO法人フードバンク和歌山(古賀敬教理事長)、塩屋文化協会(溝口善弘会長)の3団体を採択した。今年度は「地域資源の発掘・発信」と「地域の居場所づくり」をテーマに公募し、応募のあった5団体のプレゼンテーションで審査。採択した3団体には事業実施に必要な経費の補助金としてそれぞれ20万円交付し、事業を支援するとともに市内外への情報発信に努める。

 まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、平成28年度に協働支援事業を創設し、60万円を予算化。戦略期間が終わる平成31年度まで毎年度、テーマに基づいたイベントや啓発活動など提案事業を募集。昨年度は「地域資源の発掘・発信」をテーマに3団体を採択。今年度は「地域資源の発掘・発信」と「地域の居場所づくり」をテーマに公募し、5団体が応募。協働の妥当性や自主性・持続可能性、事業効果、御坊らしさなどを基準に審査し、3団体を採択した。
 市吹矢愛好会は、市老連主催で今夏行ったスポーツ吹矢教室の参加者を中心に「中高齢者の健康づくり、生きがいづくり、仲間づくり」を目的に、補助金で備品等を購入し、約20人で近く立ち上げる。「スポーツ吹矢を通して中高齢者が目標ややりがいを持った元気なまちにしたい」と、日本スポーツ吹矢協会公認指導員を招いて市福祉センターで中高齢者スポーツ吹矢教室を10回開催し、会員増強を図り、来年度以降、本格的な活動を続けていく。
 フードバンク和歌山は経済的な事情や親の勤務などで十分に食事がとれなかったり、一人で食事している子どもたちに無料で食事提供し、学習支援を行う「御坊こども食堂」を昨年9月に湯川町財部、日高総合型クラブ(ソフトバンク御坊2階)に開設。子どもが安心して食事でき、子どもから高齢者まで幅広い世代が交流する場になっている。資金、人材、提供食料品の確保が課題で、補助金は炊飯器や精米機、餅つき器の購入費に充てる。
 塩屋文化協会は(1)幕末に北塩屋地内に開業し、県内で初めて種痘の普及に努力した医師の羽山維碩、名医として知られた養子の羽山直記ら羽山家3代を顕彰する説明看板1基やリーフレット五千部、資料用冊子300部を作成(2)熊野古道沿いの見どころを紹介する散策マップの説明看板2基やリーフレット五千部を作成(3)塩屋王子神社の歴史を紹介するリーフレット五千部を作成。地域の歴史文化を情報発信し、語り部と協同で普及活動を行う。


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