
日高川は江川合流点から築堤工に着手

西川は大川橋から上流に向かって整備
県は、昨年3月に国の同意を受けた日高川水系河川整備計画に基づき、本川の日高川はまず和佐地内の江川合流点対策を重点的に行い、支川は日高川水系で規模や被害の大きい西川の下流から必要な対策を実施する。計画は20年間をメドに実施する日高川、支川の事業メニューを明記。日高川は9地区で河道掘削や堤防整備など。支川は下川が放水路設置、西川や斉川、江川が河道掘削など、堂閉川が河道付け替えを盛り込んでおり、重要度や緊急度など優先順位を決めながら順次実施する。
整備計画は、日高川が将来的には既往最大洪水(昭和28年7月、平成23年9月)に耐えられる計画にするが、今回の計画では次に大きな被害をもたらした平成15年8月の洪水に耐えられる計画にした。下川は平成18年7月、西川と斉川・堂閉川は同年9月、江川は平成27年7月の既往最大洪水に耐えられる計画にしている。
事業メニューのうち、本川の日高川は和佐~野口の若野地区(1・2キロ)を優先して重点的に整備。まず整備計画の計画水位に達していない江川合流点対策として平成28年度に日高川左岸(和佐)の合流点付近の測量設計を行い、29年度から築堤工に着手。合流点付近から若野橋方面の延長250メートルは竹林など天然護岸となっているが、計画水位より低いため、現在の高さから約2メートルかさ上げした堤防(幅5メートル)を整備する。
総事業費は概算で約2億円、完成までに3~5年かかるという。29年度は6300万円の予算がつき、用地買収を行い、年度内に着工予定。江川についてはすでに国の災害復旧工事が進められている。30年度以降で、右岸の若野で実施中の引堤工事に伴い、左岸の野口オートキャンプ場前の延長200~300メートルで根固めブロック設置工事を計画している。
支川は日高川水系で規模や被害の大きい西川から事業着手。延長4・8キロ区間で堤防整備、河道掘削、護岸工、東裏川合流部対策(千貫樋門改築)を計画。河道掘削で西川の水位が1・3メートル下がり、シミュレーションで「東裏川の洪水時の水位が2・7メートルから2・1メートルに下がり、床上浸水被害は発生しない効果がある」しており、これを実現するために28年度に河口~東裏川合流点2・8キロで測量し、流下能力が足りていない大川橋から上流の東裏川合流点まで2キロについて両岸の矢板護岸工、河床掘削を行う。
28年度で大川橋~寺田橋800メートルで地質調査と設計を行い、29年度は1億500万円の予算が付き、地元説明会を行い、年度内に工事を始める予定。矢板護岸工は両岸で行うが、どちらから先に始めるかなど詳細は今後詰める。河床は1・5メートル~2メートル掘削する。護岸工、掘削ともに東裏川合流点まで順次行うが、完成年度や総事業費は未定。
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