
賞状と銀メダルを手に西川侑李さん
第35回全国高校弓道選抜大会は23日から25日まで3日間、名古屋市の日本ガイシホールで開き、女子個人で紀央館2年の西川侑李さん=丹生中出身=が準優勝した。23人で争った決勝は射詰め(外した選手から落選)で東(東京)の選手と一騎打ちとなり10本目までもつれる大接戦、惜しくも敗れたが初めての全国舞台で堂々の銀メダルを獲得。「調子が良かった。準優勝できてうれしかった」と笑顔を見せた。
女子個人は98人が出場。予選、準決勝とも4本の射的で3本以上の的中で通過。西川さんは全国舞台の緊張のあまり予選は1本外したが、落ち着きを取り戻した準決勝はほとんどの矢を的の中央付近に命中させて皆中、決勝に進んだ。
決勝は普段通りの実力を発揮。1本目を命中させると、次々と矢は的を捉えた。23人から6人に絞られた5本目からは的の大きさが直径36センチから24センチの八寸的での争いで、西川さんは5本目を命中させると、6本目からは東の選手との一騎打ち。6本目は左、7本目は上に外したが、教えられたことを思い出して修正、8本目、9本目は見事に的を捉えた。10本目は下へ軌道をたどり外し、東の選手が10本目を命中させ、惜しくも準優勝となった。
西川さんは「普段の練習の成果が出たと思う。指導してくださった先生方に感謝しています」と述べ、「10本目まで続いて楽しかったが、きちんと放てていれば」と悔しさものぞかせた。「大会はあと少ししかない。夏のインターハイは個人、団体ともに優勝したい」と意気込んだ。
ほか、日高地方から団体に出場の紀央館男子は決勝トーナメント1回戦で橿原(奈良)に7-8で敗れ、日高男女はともに予選敗退。個人の馬杉桜太君(日高2年)、森澤明日加さん(紀央館2年)は予選で敗れた。
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