印南町の魅力発信へ「チョットええとこ いなみ」発足 〈2016年7月13日〉

いなみの魅力ある写真の投稿呼びかける(かえる橋)


 印南町で、町内の魅力ある光景などを写真に撮って投稿してもらい、それらの写真をインターネットのサイトで閲覧できるようにし、印南町の魅力を町内外に発信しようと11日、実行委員会「チョットええとこ いなみ」が発足した。町の魅力発信はもちろんだが、住民一人ひとりが写真というツールを用いて地元の魅力を認識するとともに、まちづくりへの参加を促すのが一番の狙いで、実行委員会では「めざせ町民100%投稿」を合言葉に、町民が認識を共有し地域活性化へとにつなげたい考えだ。

 町は当初予算で、いなみ魅力本アドバイザー委託料156万円、魅力本制作実行委員会補助金21万円を計上。農産漁村の宝に光りを当てる活動の企画・立案などに取り組むNPO法人山里文化研究所理事長、清藤奈津子さんをアドバイザーに招き、5月に各種団体の代表やIターン者など14人が集まっての準備会を経て11日に町役場で実行委員会を開き、実行委員長に町観光協会長の嶋田隆道さんを選んだほか、プロジェクト名を「チョットええとこ いなみ」と決めた。
 町広報誌などで周知を図るとともに、写真を投稿してもらうサイトを立ち上げ8月1日から募集を開始する予定で、多くの町民に関わってもらうため写真教室や投稿教室も計画。募集する写真は(1)魅力ある(2)ちょっと楽しい(3)おもしろい(4)珍しい(5)美しい-と感じるもので、古い時代のモノやプリント写真も受け付ける。また、住んでいると気付かず、見落としてしまっている魅力的な光景もあり、外部の人だからこそ魅力と感じるものもありそうで町外の人にも投稿を呼びかける。来年7月31日までを期間に投稿してもらい、来年度の町制60周年に合わせて投稿写真を収めた本の刊行もめざす。
 町民が楽しみながら写真投稿などプロジェクトに参加することで、まちづくりへの取り組みを盛り上げ、町民同士のつながりも深めてもらおうというのが大きな目的で、実行委は「場所や風景、日常の一コマなど魅力だと思う写真を投稿してください」と呼びかけている。


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