屋台が激しく競り合う
日高地方の秋祭りトップを切って2日、印南町の山口、印南両八幡神社の祭礼「印南祭」が行われた。絶好の祭り日和となった秋空秋晴れの下、午前中は印南漁港で屋台が激しく競り合い、神社で獅子舞や踊りなどを奉納した。秋祭りは印南祭を皮切りに5日は御坊祭、12日は笑い祭(日高川町)、19日は由良祭、26日は和田祭(美浜町)など日曜日を中心に11月3日の寒川祭(日高川町)まで1カ月間にわたって続き日高路は祭り一色となる。
午前中、山口八幡神社祭礼は御坊市名田町から野島、上野、楠井、印南町から津井、浜、地方の屋台6台が印南漁港に集まり、のぼりが競り合ったあと、若中らが担ぐ屋台が激しくぶつかり合った。若中らの「ソリャ、ソリャ」という威勢のいい掛け声とともに屋台が競り合ったほか、屋台を合わせて高々と持ち上げるなどし気勢を上げた。神社に移動し、神事に続いて、地方区の雑賀踊りや各地区の獅子舞を奉納。350年余りの歴史がある雑賀踊りでは、のぼりの回りを武者の姿をした踊り手が輪になって、囃子の鉦(かね)の響きに合わせ、両手に持った竹を細く割って束ねた簓(ささら)を摺りながら踊った。
東山口、光川、宇杉、本郷が参加する県無形文化財指定の印南八幡神社祭礼は、神社で約400年前から伝わる東山口の重箱獅子や各地区の獅子舞を奉納。簓を持った鬼と天狗に黒面の踊り獅子が笛や太鼓など鳴り物なしで舞う重箱獅子は、鬼と天狗が獅子と長いあいだ対峙するのが特徴で、簓の音だけが響く静かな獅子舞に見入った。
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